事例の背景
「毎月しっかり稼いでいるはずなのに、確定申告の時期になると、想像以上の税額に愕然とします。これって本当に合っていますか?」 藤沢市で開業するS院長。真面目に診療に取り組んでいましたが、経理は「レシートが溜まったらまとめて出す」というスタイル。
当事務所が監査に入った際、通帳の引き出し(現金)の多さに注目しました。「この引き出した現金、何に使われましたか?」という問いに、院長は「学会の参加費や、スタッフとの食事、備品の買い足しですが……領収書を失くしたものも多いです」と回答。 本来、経費になるはずの出費が、院長のポケットマネーとして処理され、結果として「架空の利益」に対して高い税金を払っているという、非常にもったいない状況でした。
「漏れている経費を1円残らず拾い上げ、正当な納税額に補正したい」 そのバリュー(価値)を実現するため、経理フローの全面リニューアルが始まりました。
当事務所からのご提案
S院長の課題は、**「不透明な現金管理」と「記憶に頼る経理」にありました。私たちは「キャッシュアップ顧問(スタンダード)」**として、以下の改善を断行しました。
「現金払い」の原則禁止と事業用カードの導入
まず、院長に「事業用クレジットカード」を3枚(本人用、スタッフ買い出し用、固定費決済用)作成していただきました。 学会費からコンビニでの消耗品購入まで、全ての決済をカードに集約。これにより、領収書を紛失してもカード明細が「支払いの証拠」として残る仕組みを作りました。現金払いをやめるだけで、これまで見落とされていた月間10万円以上の経費が自動的に帳簿に載るようになりました。
クラウド会計による「レシートのリアルタイム管理」
スマホアプリと連動したクラウド会計を導入。 カードが使えない駐車場代や慶弔費などは、その場で領収書を写真に撮り、当事務所へデータ送信するルールを徹底しました。「後でやろう」を無くすことで、紛失リスクをゼロに。これにより、年末に慌てて領収書を探すストレスから解放され、常に正確な利益(=納税予測)を把握できるバリューを提供しました。
通帳の「私的流用」と「事業経費」の明確な分離
生活費の引き出しと事業用の支払いが混ざっていた通帳を整理しました。 「自分への給与」として決まった額を毎月振り込む形にし、それ以外の引き出しを厳禁。お金の出口を一本化することで、税務調査時に「公私混同」を指摘されるリスクを排除し、健全なクリニック経営のバリューを確立しました。
お客様の声
「『レシートを失くす=現金を捨てているのと同じ』。その言葉が胸に刺さりました」 当事務所に管理を徹底してもらった結果、翌年の確定申告では、売上は変わらないのに納税額が100万円以上も安くなりました。いかに今まで経費を捨てていたかを痛感しました。
カード管理に切り替えてから、経理にかける時間は以前の10分の1になり、その分を家族とゆっくり過ごす時間に変えることができています。
『税金を安くする裏ワザ』を探す前に、まずは『自分の足元を固める』。当たり前のことを仕組みで解決してくれる当事務所は、私のようなズボラな経営者にとって(笑)、最高のパートナーです。